なにやら最近忙しさMAXで(苦笑)、ブログを更新するのを完全に忘れてました。
今久しぶりにブログの管理画面を開いて、何か書こうかなぁと迷ったのですが、以前いただいたメールについてお話したいと思います。
■質問
ゼロから覚えるプロ級マジックパーフェクトマスタープラン「ザ・イントロダクション」の手品教材を通信販売をしていると、こんなメールを頂いたことがありました。
「客はギミック(マジック専門用具)が存在すること前提で手品を見ています。」と。
十中八九 手品経験豊富な方からの質問でしょうが、僕は個人的にはそんなことはないと思っています。
なぜなら、マジックをテレビやYou Tubeなどの動画共有サイトなどでは見たことがあっても、実際に目の前で見たことある人というのは案外少ないからです。
そして、彼らに初めてマジックを見せるときは両手を完全に改めた後に演じれば良いだけなので、ギミックや小道具を使っていないことをアピールできますよね。
そしたらお客さんは本当の奇跡だと思って、感動して拍手してくれたり、「教えろ教えろ」とせがんできたり、たま逆ギレされたり(苦笑)・・・みたいな状態になるので、
皆が皆ギミックが存在すること前提で手品を見ているわけではないわけです(そう思いながら見ている方もいると思いますけど、そんなにいないでしょう)。
というか、まぁそんなことは実はどーでもいい(苦笑)。
重要なことは、お客さんにそう思われないために、“圧倒的な奇跡”を体験させてあげるために、初めから“余計なものは使ってないと思わせること”です。
そのためには、(いくつかの対策として)お客の心が不用意なときに手品を演じたり、上のような明らかな“改め”を行った後にマジックをすると良いかもしれません。
そうすると、お客さんは心からマジックを楽しんでくれるはずです。
そりゃマジックですから、毎回不意打ちで、という状況ではないでしょう。
最初から「カード調べさせろ」だの「今右手開け」だの言う、いわゆる“めんどうなお客さん”はいますが、そーゆー時は話術で乗り切るしかありません。
といっても、とっても簡単。
超弱いヤンキーが超強いヤンキーに絡まれた時のヘラヘラしてるテンションで、少しごまかしながら話をそらしつつ乗り切る(笑)。
それくらいで良いと思います(あくまで“たとえ”です・苦笑)。
まぁ今日はその話術の話はおいといて、お客さんに演技の前から「なにか持ってるな」とか「右手が怪しいな」と思われたらもう終わりなので、そう思わせないための“工夫”が必要です。
技法やシークレットムーブ(秘密の動作)をしている時だけがマジックではありません。マジックは、演技の前(お客さんの心理をコントロールする瞬間)からすでにはじまっているのです。