それでもマジックのタネが分からないように演じるのがマジッシャンなわけで、Do as I doのマジックだけは他より相当な回数こなしてきたような気がします。
ただ、すごいマジックを演じることが良いマジシャンではないことは確かです。
「こんな難しい技法を駆使してマジック演じた」という思いでマジックを演じてしまうと、ただの自己満足の世界で終わってしまう。
人を楽しませてこそ、マジックなのです。
テレビで注目されているプロマジシャンのセロさんが、日本で初めてエンターテイメントとしてのマジックを確立させたんじゃないのかなと思う今日のこの頃。
第一次マジックブームの時のMr.マリックさんのマジックはエンターテイメント性抜群でしたが、その後彼の登場するテレビ番組はマジックの種明かし番組が多くなりました。
あと、前田知洋さんの演技を見ていて華麗な手さばきに惚れ惚れするのですが、僕がたまたま見た時の彼の登場するマジック番組は、某大物芸能人がトリックを粗探ししているため、少し悲しくなります。
(前田知洋さんの演技自体はジェントルマンチックで好きです)
お客さん側にもある程度マナーがあって、トリックの粗探しをするんじゃなくて、エンターテイメントとしてマジックを見るべきだと思います。
純粋にマジックを楽しもうとしながら見よーよ、と。
最近はそういう人が減ったんじゃないのかなー・・・って思ったり。